「フォアハンドはそこそこ打てるけど、バックハンドになるとボールが飛ばない…」
もしあなたがそう感じているなら、それはテニス初心者が必ず直面する大きな壁にぶつかっている証拠です。
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バックハンドだけがネットにかかってしまう…
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せっかくのラリーが、バックハンドのミスで終わってしまう…
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両手打ちなのに、どうしてこんなにコントロールできないんだろう…。
こんな悩みを抱えていませんか?
大丈夫です。あなたのその悩みは、テニス経験者なら誰もが一度は通る道です。そして、この「バックハンドの壁」を乗り越えるための具体的な方法を知れば、テニスはもっと楽しくなります。
この記事では、週に1回テニスを楽しむあなたが、初心者レベルから確実に脱却するための練習方法やバックハンド コツを、テニススクールのコーチが教えるように分かりやすく解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたが抱えるテニス バックハンド 飛ばないという悩みが解消され、次の練習からすぐに試せる具体的なアクションプランが手に入ります。さあ、一緒に「バックハンドの壁」を打ち破りましょう。
あなたの悩みはどれ?「バックハンド」症状チェックリスト
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チェック1:ボールが全然飛ばない
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腕に力を入れて打っているつもりでも、ボールがネットまで届かない。
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相手のボールが少しでも深いと、力負けしてしまい、ショートしてしまう。
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両手打ちなのに、片手で打っているような感覚がある。
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チェック2:コントロールできない
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まっすぐ打ちたいのに、ボールが左右にずれてしまう。
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ラリーが3球以上続かないことが多く、バックハンドのミスが圧倒的に多い。
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狙った場所に打とうとすると、必ずネットにかかるか、アウトしてしまう。
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チェック3:フォアハンドに比べて不安定
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フォアハンドはそこそこラリーが続くのに、バックハンドが来ると不安になる。
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相手にバックハンドばかり狙われると、焦ってしまいミスが増える。
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バックハンドを避けるために、常にフォアハンドで回ろうとしてしまう。
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いかがでしたか?もし1つでも当てはまったなら、あなたはまさに**「テニス バックハンド 飛ばない」**という壁にぶつかっています。この壁を乗り越えることが、テニス上達への近道です。
なぜ壁にぶつかる?バックハンドが飛ばない根本原因
「なぜバックハンドでボールが飛ばないのか?」 その最大の原因は、フォアハンドにはない『腕だけで打とうとする力み』にあります。多くの初心者は、体の使い方がぎこちなくなりがちなため、無意識に腕に頼ってしまい、以下の悪循環に陥りがちです。
【初心者のバックハンドの悪循環】
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力まかせに腕だけでボールを打とうとする
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体の回転が使えず、ラケットに十分な力が伝わらない
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腕への負担が大きくなり、肩や肘を痛めやすい
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結果、ボールが飛ばない、安定しない、コントロールできない
安定したバックハンドを打つには、**「体の軸を回転させる」**ことが最も重要です。腕はあくまでその回転をボールに伝えるための道具だと考えましょう。
【即効ドリル】たった10分で変わる!バックハンドのコツ
今すぐ効果を実感したいあなたへ。まずはこの練習法から試してみましょう。
ドリル名:腕固定!「壁打ち」バックハンド
この練習は、壁があれば一人でできて、体の使い方をすぐに体感できる最も効果的なドリルです。
【練習方法】
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壁から1〜2m離れて立ち、バックハンドの構えをとります。
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ラケットを両手でしっかりと持ち、腕をまっすぐに伸ばして固定します。
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そのまま、体の回転だけで壁にボールを打ちつけます。
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このとき、腕はほとんど動かしません。体の軸をひねって戻すことでボールを打つ感覚を掴みます。
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これを10分間繰り返します。
このドリルは、両手打ちで最も重要な「体の回転」を体感するためのものです。腕の力を使わずにボールを打つことで、自然と体の使い方を学ぶことができます。
【積み上げドリル】4週間で確実に上達!テニススクールのプロが教える練習法
次に、**「初心者 バックハンド 両手打ち」**を確実にマスターするための、4週間の練習プログラムをご紹介します。
1週目:体の使い方を覚える
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練習目標: 腕を使わず、体の回転で打つ感覚を掴む
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練習内容: 「腕固定!壁打ち」ドリルを、ウォームアップとして毎日5分行う。
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ポイント: バックハンド コツは、腕を振る前に体の向きをボールに合わせることです。
2週目:ミニラリーで感覚を掴む
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練習目標: 短い距離での安定したラリーを目指す
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練習内容: パートナーとサービスラインから、ゆっくりとバックハンドだけでラリーを始めます。最初はネットを越すことに集中しましょう。
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ポイント: 打点が体の前にあることを意識します。
3週目:半面ラリーに挑戦
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練習目標: サービスボックス全体を使ったラリーで、コントロールを向上させる
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練習内容: サービスラインからベースラインの間で、バックハンドだけでラリーをします。ミスをしても気にせず、とにかく続けることを目指します。
4週目:ゲーム形式での練習
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練習目標: 試合の中で、バックハンドを使えるようになる
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練習内容: ゲーム形式の練習中に、パートナーにバックハンドを多めに打ってもらいましょう。
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ポイント: テニス バックハンド 飛ばないという悩みを克服し、自信を持って打つことが大切です。
上達を実感!バックハンド成功率の測り方と合格ライン
測定方法
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パートナーとベースラインから、ゆっくりとバックハンドだけでラリーを始めます。
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何回ラリーが続いたかを数えます。
合格ライン
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レベル1:脱・初心者合格ライン
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連続で10回ラリーが安定して続く
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レベル2:初級者合格ライン
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連続で15回以上のラリーが安定して続く
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最初はなかなか続かないかもしれませんが、練習を続けるうちに少しずつ回数が増えていくはずです。この小さな成功体験の積み重ねが、テニス上達へのモチベーションを高めてくれます。
もう悩まない!バックハンドの失敗パターンと修正法
失敗例1:腕だけで打ってしまう
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症状: 強く打とうとして腕に力が入る。結果、ボールを「押し出す」ようなスイングになり、ボールがネットまで届かない。また、肩や肘に余計な負担がかかり、ケガの原因にもなりやすい。
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修正ポイント: 両手打ちのバックハンドでは、利き腕と逆の腕でボールを押し出すように意識しましょう。さらに、インパクトの瞬間は、両腕でラケットをしっかりとホールドし、体全体を「回転させる」ことで、ボールに体重を乗せる感覚を掴むことが重要です。腕はあくまで体の回転を伝えるための「鞭」だと思ってください。
失敗例2:体が開くのが早い
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症状: ボールを打つ前に、体がネットの方向に向いてしまう。これにより、パワーが分散してしまい、ボールが弱くなったり、左右に散らばったりする原因となる。特に、バックハンドはフォアハンドに比べて体の開きが早くなりがちです。
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修正ポイント: インパクトの瞬間まで、利き腕ではない方の肩をネットに向けたまま保ちましょう。これは「肩の壁を作る」とも言われます。打つ直前まで肩のラインを保つことで、体のひねりが最大化され、その回転エネルギーをボールに伝えることができます。体の正面がネットを向くのは、ボールを打った後、フォロースルーに入ってからです。
失敗例3:下半身を使えていない
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症状: 膝が曲がっておらず、棒立ちのまま打ってしまう。これにより、ボールの高さや深さに対応できず、打点が不安定になりやすい。また、下半身の力が使えないため、ボールが飛ばないという問題も解消できません。
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修正ポイント: ボールが来たら、まず膝を曲げて重心を低くします。これは、ボールの高さに合わせて姿勢を調整し、安定した打点に入るための準備です。打つ瞬間には、曲げた膝を伸ばすことで、地面からの反発力を利用し、そのエネルギーを上半身の回転に乗せてボールに伝えます。この「タメ」と「解放」の動きを意識することで、腕の力に頼らずとも、驚くほど力強いバックハンドを打つことができます。
もっと上達したい!道具や環境の工夫
あなたのバックハンドをさらにスムーズにする、道具と環境の工夫についても触れておきましょう。
ラケット
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選び方: 初心者には、少し軽めで、フェイス面が大きめのラケットがおすすめです。ボールが当たりやすく、疲れにくいので安定感が増します。
グリップテープ
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選び方: グリップテープを二重に巻くなどして、少し太くしてみましょう。グリップが太い方が、両手打ちのバックハンドが安定しやすくなります。
練習環境
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壁打ち: 壁やフェンスがあれば、一人でもバックハンドの練習ができます。壁に向かってバックハンドを打つことで、打点の感覚を掴む練習になります。
まとめ:バックハンドの壁は必ず乗り越えられる!
この記事では、テニス初心者が直面する「バックハンドが飛ばない」という悩みを、**「体の回転」**に焦点を当てて解決する方法を解説しました。
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壁の正体: 腕力に頼り、体の回転を使えていないこと
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解決策: 「腕固定!壁打ち」ドリルで、体の使い方を学ぶ
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上達の鍵: 両手打ちは「腕で押す」のではなく、「体で打つ」という意識
今日からこれらのポイントを意識して練習すれば、あなたのバックハンドは必ず変わります。
テニスは、やればやるほど上達が実感できるスポーツです。
この記事で紹介した練習法を試して、自信を持ってバックハンドを打ち込みましょう!
次の壁はこちら!
あなたはもうバックハンドの初心者ではありません。次のレベルに進むための**「次の壁」**が待っています。
次のステップは、**「ラリーが続かない」**という悩みです。
→【テニス初心者の壁】ラリーが続かない原因と克服法を徹底解説! (内部リンクを想定)
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